【　パソコン修理専門店のお直し隊　】

Inspiron15 3500シリーズはヒンジが構造的に弱いモデルです。

このモデルのヒンジが故障する原因は以下の2つです。

　・ヒンジ固定する液晶カバーのネジ受けが割れやすい

　・ヒンジが動作が固い

複数の修理事例があります。

同じ構造のモデル一覧

故障の原因1

ヒンジ固定する液晶カバーのネジ受けの強度が弱いことで破損します。

また取り付けられているネジが小さいことで開閉時の力が1か所に集まってしまうことも問題の一つです。

元の取付ネジ。黒。ねじの径が小さいです。

対策としては、弊社では作業時、純正の小さいネジから、力が分散される大きいネジに交換を実施しています。

交換後。シルバーのネジ。一回り大きいネジに交換します。

故障の原因2

ヒンジ自体の動作が固いため、ギコギコしながらの開閉となり、ネジ受け負担がかかります。

対策として、ヒンジの力具合を調整してギコギコの開閉→滑らかな開閉になるようにしております。

ヒンジのナットを回すと開閉が固くなり、逆に回すと緩むような仕組みです。

このページは交換ではなく補修で対応した事例です。同じモデルでカバー交換で対応できた事例

事例1　左右ヒンジ破損

故障の内容

片側のヒンジ部分が取れかかっている

左のカバーが浮き上がっています。

右もヒンジが割れて本体カバーの蓋に隙間ができています。

裏から見た状態

修理作業と故障原因

3つで固定する構造ですが、3つともネジ受けが取れています。

修理完了

カバーを補修して完了しました。

事例2　開けようとすると液晶のフレームが浮き上がり

故障の内容

開けようとすると悪化しそうなので、これ以上開けることができません。左のヒンジが固くなっています。

左が割れています。

ネジを取り付けるための土台が破損。

修理作業と故障原因

補修

ネジも１つサイズ上のものに交換します。

元々のネジは黒。

シルバーの１つサイズ上のものに交換。

修理完了

事例3　右のみ破損

故障の内容

浮き上がっています。

内部のネジ受け破損しています。

ヒンジが非常に硬い状態でした。調整を実施

1mm程度、隙間が残りましたがスムーズに開閉できるようになりました。

事例4　右ヒンジ破損

後ろから見た状態

補修にて完了できました。