結論 互換性アダプタの調べ方
電圧(V): 同じ
電流(A): 同じか大きい
コネクタ形状 : 同じ
目次
互換性のあるアダプタ条件
故障している可能性がある場合はアダプタ故障の判定方法で確認してください。
互換できるアダプタの一覧表
アダプタのアンペア数はパソコン本体のアンペア数と同じかアダプタ側のアンペア数が大きい必要があります。アンペアが高いことには問題は発生しません。アンペアが少なくても動作はしますが最悪、火災などの故障が発生する可能性があるため使用はやめましょう。
極性も一致する必要があります
パソコンの差込口とアダプタの差込口の極性(プラスとマイナス)が一致しないと動作しません。ほとんどのケースで一致しますが、違うメーカーのアダプタと交換する場合には確認してください。
電圧・電流の確認方法(ラベルの見方)
メーカー | PC本体 | アダプタ |
---|---|---|
ASUS | ||
DELL | ||
富士通 | ||
HP | ||
Lenovo | ||
SONY | ||
TOSHIBA |
同じ電圧・電流のアダプタを使わなければいけない理由
電圧は常に一定ではありません。差し込むコンセントや環境・タイミングによって±10%程度は違います。また、同じコンセントに挿している機器の電源ON/OFFでも影響を受けます。
アダプタの容量は余裕をもって作られています。パソコンごとに電圧やアンペアの設計が違うのは、そのパソコンのモデルの発熱に対する耐性や、使用されているコンデンサなどの負荷を考慮しているためです。
極性(プラスとマイナス)確認方法
アダプタの差し込み口が丸いタイプは大抵真ん中がプラスで外側がマイナスです。まれに逆のものもあります。間違えると故障の原因になることがあります。
アダプタの互換性についてのQ&A
Q : アダプタの電圧は同じならアンペア数が小さくても互換性はあるか?
A : 使えますが故障する可能性があります。互換性があるとは言えません。使用し続けるとアダプタに負担がかかり寿命が短くなります。充電時間も長くかかります。大体の製品は5%程度なら違っても許容されることが多いです。
Q : 同じメーカーでも互換品はあるか?(純正品ではない)
A :
アンペアと形状が同じであれば問題ありません。互換性はあります。PC側の端子の極性(プラスとマイナス)や形状が違う場合があります。見た目では分かりません。
なお海外製の互換品(ノンブランド)は新品の状態でも電圧・アンペアの公称値どおりの数値にはなっていないことがあります。ご注意ください。
Q : 電圧は同じでアンペア数が大きいアダプタだと互換性はあるか?
A : 電圧が同じなら、アンペア数はACアダプタが大きいのであればOKです。互換性はあると言えます。
Q : 電圧、アンペアが同じであればコネクタ形状が違っても互換性はあるか?
A : 形状が違っても動作できることもありますが互換性はありません。PC側の端子の極性(プラスとマイナス)や形状が違う場合があります。
Q : アダプタ差込口の形状が同じなら使えるのか?
A : 形状が同じでも使えないことがあります。同じメーカーで、アダプタ差込口が同じでも、規格(電圧・アンペア)が違うアダプタは多数存在します。互換性はありません。必ず確認してから使用してください。
Q : 純正品でなくても大丈夫ですか?
A :
純正品でなくても問題はありません。電圧、電流、コネクタ形状が同じであれば純正品と互換性はあります。優先順位は以下となります。
1. パソコンに添付されていた純正アダプタ
2. 同じパソコンメーカーの別モデルのアダプタ
3. 違うパソコンメーカーのアダプタ
4. 互換アダプタ
*電圧(V)は同じ。電流(A)は同じかアダプタが大きいことが絶対条件
Q : アダプタから異音がします
A :
「ジー」「チー」「ジリリ」などの低周波の音が続くのはコイル鳴きと言われる症状です。故障ではありませんが小さな不具合です。交換した方が望ましいです。
*コイル鳴きとは電流が流れた際、コイルから発生する振動がアダプタ内の基板に伝わり、振動が増幅されると音として聞こえるレベルまで高くなること。コイル鳴きは保証の対象外になる可能性が高いです。
Q : パソコンに記載が無い場合どうやって調べますか?
A : 本体の裏側にシールがないケースがあります。モデル名を検索して、メーカー公式の仕様表からパソコンの電圧(V)とアンペア(A)を確認できます。