HDDを取り外して読み出す方法
1.電源が入りません。LEDも付かない状態
2.ネジを外してカバーを開けます
3.HDDをとりだします
4.USB-SATA変換コネクタを使ってHDDを接続します。
amazon等で販売されています。
5.USB接続します。
6.HDDが外部デバイスとして認識されました。
7.データは見えることを確認。必要なデータをコピーします。
同じモデルの中古パソコンにHDDを移す方法
例えば、富士通のNF/D50のモデルが故障したなら、 同じNF/D50の中古パソコンを購入してHDDを移動するのも一つの方法です。
データが見えなくなった時、なんとか自分で取り出したい。
データ復旧はHDD内部のハード故障でなければ自分で取り出すことは可能です。
*注意:認識できない場合、ヘッダやプラッタなどのHDDで使われている部品が故障しているケースがほとんどです。このようなケースでは自分でデータを復旧させることはできません。
自分で修理するネットの情報でHDDのPCB基盤交換で改善できるといった内容は20年以上も前のHDD部品の情報です。
現在のHDDは同じ型番でも部品は一つづつ違います。仮にHDDの型番だけでなく枝番や製造日・製造国を合わせても内部に書き込まれた情報が異なるため何かの部品を交換して直すのはほぼ不可能とお考え下さい。
復旧作業
Q:全く反応しなくなってしましました。手段はありますか?
HDD以外の原因である可能性があります。以下の手順で試してください。
1.USBケーブルを交換してみる。
2.パソコンを変えてみる。
3.取り付けるUSBポートを変えてみる。
4.HDD単体の状態に分解してアクセスできるか確認する。
この手順でもHDDが認識しない場合は物理故障の可能性が高いです。ソフトウェアでの復旧は困難となります。
Q:認識しません。同じモデルのHDDと基板を交換すれば認識しますか?
昔のHDDではPCB基盤が故障していた場合、基板だけの交換で直ることがありました。現在のHDDは同じ型番でも部品は一つづつ違います。仮にHDDの型番だけでなく枝番や製造日・製造国を合わせても内部に書き込まれた情報は違います。同じ部品で交換しても認識しないHDDを認識することはできません。
Q:認識しません。安く業者に依頼するにはどうしたらいいですか?
見積はどの会社も無料です。症状をできるだけ詳しく知らせてください。見積の内容をデータ復旧の費用相場と比較して検討ください。
ソフトウェア
Q:どのような状態だとデータは取れるのか?
故障の状態により復旧率は異なります。ハードウェアが故障した場合、ソフトウェアではデータ復旧できません。
・フォーマットした
ほぼ100%復旧可能
・OSエラーで起動しない
ほぼ100%復旧可能。起動しない原因がOSの問題の場合
HDDのハード故障時は復旧できないこともあり
・特定のファイルだけ完全削除(Shift+Del)
削除した直後ならほぼ100%復旧可能
・OSリカバリ
100%不可能です。データは上書きされています。
・アクセスが異常に遅い
80%以上は復旧可能。HDDの劣化状態によって変動(SMARTエラーなど)
・HDD認識しない
復旧ソフトウェアでも認識されないならハードウェア故障の可能性が高いソフトウェアで基本的には交換できません。同じモデルを使用してください。モデルが似ている場合は部品が同じことがあります。
Q:復旧ソフトウェアですべてのデータはすべて取れますか?
データが取れる状態なら、元のデータはすべて取れるケースがほとんどです。損傷の状態によってはデータとしては復旧できてもファイルを開くと破損していることがあります。
SDカード
Q:データの削除だけなら復旧できますか?
SDカードからデータを無くなる原因としては、操作を誤って削除(個別・全体フォーマット)か突然見えなくなった(ファイルシステムがraw。何も見えない)のどちらかです。 誤操作の場合は、すぐにデータ復旧を行えばほぼ100%復旧可能です。突然見えなくなったケースでは復旧できない可能性があります。(原因は複数あります)
復旧率
Q:データの復旧は時間が経過するほど取れなくなるというのは本当でしょうか?
何も捜査していなければ復旧率に変わりはありません。データを削除してからも使い続けた場合は除きます。理由は元のデータがあった場所に上書きされることがあるためです。 水没の故障でなければ電源を入れなければ復旧率は同じです。
データ復旧で使われる用語について
Q:論理故障や物理故障とは?
論理故障とはソフトウェアの故障(HDDには損傷無し)。物理故障とはHDDの部品の故障が一般的な分け方です。明確な定義がないため、それぞれの会社で故障の境界線は異なります。